【コラム】「賃料」と「賃料相当額」

よく、立ち退き請求の訴状で、退去のほかに、「令和〇年〇月〇日までの賃料、および令和〇年〇月〇日以降明け渡しまでの賃料相当額の支払いを求める」という文言があります。

「賃料」は家賃のことですが。、「賃料相当額」って何? と思う方も多いでしょう。

この「賃料相当額」というのは、文字通り、賃料に相当する額のことで、賃料そのものではありません。なぜなら、賃貸借契約は解除されている(そのように主張している)のですから、賃料は発生しないはずです。しかし、賃借人がそのまま住み続けている(少なくとも荷物を置くなどして占有している)ことにより大家さんは他の人に貸せないことで損害が発生しています。その損害について(もし契約解除が法律上有効なら)不法占拠として損害賠償をしないといけません。その損害の額は一般的に考えれば、賃料と同じということになるでしょう(不法占拠がされていなければその額で他の人に貸せたはずなので)。はそれゆえ、原告(大家さん)としては賃料相当額を払ってもらいたいという請求をするわけです。

「賃料相当額」という文言にはこのような意味があるのです。

なお、契約書等で「賃料相当額」を上回る損害賠償の予定が定められていることもあります。その有効性についてはまた改めて述べたいと思います。

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

本店電話番号リンク 所沢支店電話番号リンク 問い合わせバナー